2007年01月11日
会社訪問
今日は、内定が出ている、コンピューターストレージの会社の会社訪問だ。担当の方は、ボストンのブースでお会いした方だ。
オフィスの雰囲気はアメリカっぽかった。さすがに外資系である。ただ、撤退するときは一夜にしてなくなってしまいそうな、そんな感じも受けてしまった。まあ、撤退はないだろうけど。外資系は、グループ全体の売り上げ・利益は公表しても、日本だけ、中国だけ、のような情報の公開はしないそうである。この情報を得られないないというのは、ちょっと残念だった。
社員の方の間では、土日・休日出勤について、内定者にこと細かく言うのは禁忌であるような雰囲気が漂っているように感じられたのは気のせいだろうか。ボストンのブースでお会いした、テキサス(だったかな?)の大学を卒業されて、ボストン本社の研修に参加されていた方にまたお目にかかることができた。ちょっと疲れたような表情をされていたのが気にかかる。
一通り見て、担当者の方と1対1での話し合いになった。この方には共感できるところが多くて、「やる気のない人と一緒に仕事をしたくない」 「窓際で何もしないで高い給料もらっている上司がいるなんて許せない」 など、私が普段思っていることと同じだった。ただ、意見が分かれるのは、自分の自由な時間がどれぐらいあったほうが言いかという点だ。
すべて終了して、本屋にいたSと100円ショップに行って、必要なものを買って帰ってきた。ふう、この3日間、連続だったから疲れたな。と思ったら、もう明日帰国だ。
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2007年01月10日
工場見学&面接
今日は朝8時45分に、新宿駅で担当者の方と待ち合わせて、工場見学→最終面接。今日の会社は、半導体の製造装置メーカーだ。
新宿には8時ちょっと過ぎには着いていたのだが、動画を撮影したり、トイレに行ったりしていたら、待ち合わせ時間の2分ほど前になってしまった。待ち合わせ場所で、担当の方を探して、会えたのは8時45分だった。(もうちょっと早く行っていないとダメですね・・・)。
きっぷをもらい、あずさ9号の出るホームへ。
(中略)
工場へは駅からタクシーで10分ほど。受付で書類に記入し、入場証をもらい、敷地内へ。まず入ったのが、片側がガラス張りになっている廊下で、クリーンルーム内の様子がよく見えた。それにしても、装置、でかいね。
一通り見て、次の建物に移動。社員食堂で飯だ。ところが、まだ開いていなかった。しばらく待って、好きなものを、と言われ、カレーと串カツ、それにサラダを選んだ。スタイルはよくある日本の大学の学食のようだった。アメリカのカフェテリアにくらべたら全然いいが、日本でいったら普通のレベルかな。
食べ終わって、食堂がつながっている建物の中を見て、次の工場へ移動することになった。移動はタクシー。また10分ぐらい走ったかな。
富士山が見えるところにあるので、地震の対策はどうなっているかと思ったら、耐震構造を説明するパネルが廊下にあった。案内されたのは、液晶パネルをの製造装置の組み立て現場。でかいね。シャープ、サムソンなどが顧客だそうだ。
一通り見て、工場見学は終了。電車で都内の本社へ向かった。最終面接を受ける為だ。駅からは社員専用のバスが出ているが、時間が合わなかったので、タクシーを利用。
最終面接には、社長による面接だった。やけにニヤニヤされているなぁ、と思ったら、私の適性検査の試験結果が原因だった。社長曰く、
「こんな人は、今まで見たことがない」
詳しく知りたい方は、私までどうぞ。なごやかな雰囲気の中で面接は進み、何か質問はということで、日本のメーカー・製造装置メーカーが協力して会社を作る話はないのか、韓国・台湾の台頭、について聞き、最後に、「社長になれますか?」と言う質問をぶつけてみた。
そんなこんなで面接は終了。バスで駅まで移動し、東京駅でSと待ち合わせ、銀座の料理屋へ。ここは、タッチパネルでオーダーを取るということで、期待していったのだが、そんな機械はなく、聞いてみると、夏の間だけの試験導入だったそうだ。「機械ではなく、私どものサービスをぜひ」 ということだったが、サービスは普通だった。
明日会社見学が1つあるが、そこはもう内定が出ているので、気を張る必要はない。ボストンキャリアフォーラムから始まった私の就職活動は、とりあえず今日で節目を迎えることができた。ここまで来るのに、Sを初め、YMK氏、Hオ氏、MTK氏らの多大なる協力、それに家族の支えがあったこと、深く感謝している。
そして、今は元気に走り回っているパットに、ありがとうと言いたい。
投稿者 cgoma : 23:54 | コメント (0) | トラックバック
2007年01月09日
プレゼン&面接
さて、今日は本番だ。気分を落ち着かせる為に、Sと新宿で待ち合わせをして、お昼に天ぷらを食べた。それから渋谷に移動。今日は駅からすぐにオフィスがある、ITコンサルティングの会社だ。
場所を確認して、近くの喫茶店で頭の中でプレゼンを繰り返す。20分前になり、会社へ移動。受付には、タッチパネル式の受付機があった。受付を済ませ、しばらくして社員の方がみえて、会議室へ通された。すでにノートパソコンがプラズマディスプレイに接続され、最初のスライドが表示されていた。
動画が再生されるか確認すると、再生されなかった。パワーポイントに動画が埋め込まれるのではなく、リンクとして張っているだけなのか! と気づいたが時はすでに遅し。動画のファイルは持ってきていなかった。事情を説明するしかないだろう。
しばらく待って、担当の方が。二次面接の時と同じ方だった。まずはプレゼン。変なミスもなく終わったと思う。それから質疑応答。あまり気の利いたことは言えなかったが、担当の方がこちらの思いをうまく表現しなおしてくださるような形で進んだ。50分ほどで終了した。
終わって一気に脱力した。疲れたなぁ。この後Sと、上野動物園へ。ところが、休園日だった。プランを変えて、歩いて旧岩崎邸へ行くことに。

このあとはSと分かれて、私は秋葉原へ。日本祭で使うELパネルやらを買いに、秋月電子に行くためだ。この店がなくなったら、困る人は多いだろうなぁ。
そうそう、秋葉原の有料トイレにも行った。写真と動画を撮った(日本祭用)。すぐ前のヨドバシで、チケットの用紙やらを買って、帰路についた。

投稿者 cgoma : 23:53 | コメント (0) | トラックバック
2007年01月05日
最終面接
今日は、2社、最終面接を受け、1社、適性検査を受けた。2週間以内に結果が分かるだろう。
最初の会社は、立川のちょっと先にある、分析機器メーカー。歴史ある会社で、建物も歴史が感じられた。3階の待合室でしばらく待って、担当の方が出てきた。面接室に通され、しばらく待った後、面接官とさきほどの担当の方が現れ、面接開始。
どうして留学したのか、は必ず聞かれる。それと、なぜその職種を希望なのか、も聞かれる。私は営業希望ということで、その理由を聞かれた。
①理系の知識・考え方を生かして、商品の説明
②人とコミュニケーションをとるのが好き
③自分で研究を続けるより、もう製品になっているものの良さ、素晴らしさをアピールすることの方が自分に合っている
この3つを答えるようにしている。どれも嘘ではない。これら裏付ける実際のエピソードにも事欠かない。
実際の入社時期となると、卒業に影響されるが、「9月入社」とはっきりさせた。
質問はあるかということで、キャリアパスについて聞いてみた。古くからある日本の企業ということで、亜米利加式の変なキャリアパスやら人事評価制度、勝ち組・負け組みに分かれるような実力主義なところはないようだ。ただ、終身雇用ともとれるような状況のようで(退職後も、希望者は関連会社に出向できる)、新卒の離職率が5%というところからも、安定志向な学生には穴場のように感じられた。ただ、高給取りになりたいのであれば、刺激が少ないかもしれない。この会社の技術に惹かれたのであれば、刺激や給与は関係ないが。
面接が終わって、別の方に会社内を案内してもらった。印象は、「大学っぽい・・・」。廊下を歩くわけだが、部屋の中が見えるようになっていて、どんなものを実際に扱っているかをうかがい知ることができた。
それにしても、野郎が多いなぁ・・・。女性社員は1割ほどだという。
全て終了して、電車で次の目的地に向かった。品川区にある、山手線のとある駅だ。相手は大手メーカー。ちょっと時間があったので、ゲートシティ大崎にあるとんかつ屋で昼飯(うまくなくて、残し)。時間15分前に受付に着いて、受付票に記入後、会議室に通された。しばらくして、担当者が登場。受付票にサインしてくれ、部屋を出て行った。それから随分待って、さっきの担当者を含む3人が現れた。
営業部長、あと2人は人事部の人だろう。人事の人が話し始め、どうして営業なのか、どうして留学したのか、などの話が始まった。この会社の最終面接は、マッチング面接と言って、実際自分が配属になる部署の人と面接を行うわけだが、最初は人事の人とばかり話した。隣に座っている営業部長は、腕組をして聞いている。しばらくして、「ってことであってますか?」と、人事の人が確認を取るシーンも・・・。
営業の仕事って、どういうものだと思っているか、という質問には、「ハッキリ言って分からない」と正直に答えた。ただ、自分の想像していることは伝えたつもりだ。実際に扱うものを聞いてみると、CCD、バッテリー、などらしく、ちょっと興味が薄れてしまった。業務用の映像機器の販売、とボストンの面接では聞いていたからである。今、前に座っているのは、デバイス部門の営業部長だったわけだ。デバイスとは、一般消費者に提供される商品になる数歩前の段階のモノで、ビデオカメラなどに搭載される ccd、ノートパソコン用バッテリー、デジカメ用の液晶画面、などがあるわけだ(バッテリーは最近大問題になったね・・・)。
業種としては、技術営業となり、自社のエンジニアと顧客である会社のエンジニアとの間に入って、こっちの売りたいもの、向こうの欲しいもの、の間でちょこまか動く、というものだ。小さい会社だと、一人で10社ぐらい担当するらしい。ccdを売るわけかぁ。バッテリーは買ってもらえるのだろうか??
まあ、そんな話をしていて、学生時代に最も力を入れたことは、という話になり、例のSuicaのエピソードを話した。昨日4時間しか寝ていなかったせいか、肝心の FeliCa というキーワードを言い忘れ、JR東日本のもの、というイメージで話しているかのような印象を与えてしまったのは、ちょっとよくなかった。FeliCa を開発したのは、この会社だからである。「Suica は他社だけど、FeliCa はうちですよ?」と言われたが、そんなことは分かっている。まあ、私が勘違いしていると向こうが受け取ったら、それはそれまで。
「Suica事業部に行く気はないのか」 と聞かれ、少し困ってしまった。そんなところがあることは知らなかったし、そっちに行きたいと言ったら、今やっている技術営業のマッチング面接はどうなるのだろう? 適当に、実際どういうものか分からないので、いまのところ、そういう意思はない、ということにしておいた。
なんだかんだ言っても、大企業に入ることはないと決めていたので、どうでもいいと言えばいいのだが、多くの内定を取って、パットに捧げるという目標があったので、一応。
これが終わって、下でSと合流して、月島のもんじゃ焼き屋へ。最初は、自分流で焼いたが、隣で店員がやっているのを見て学習し、2枚目はプロっぽく仕上げた。Sに経験だからやってみろと何度もやらせるも、見たものをそのままやる、ということに抵抗があったらしく、途中で放り投げてしまった。ヤレヤレ。私が、立てひざで、店員がやっていたように、音を立ててキャベツを切って潰すように混ぜ、生地を入れて、ドロドロになるまで混ぜてから広げた。私は集中してやっていたのだが、Sは引いているし、隣のガキは私の方を、珍しい生き物を見るような瞳で見つめていたという・・・。
なにごとも経験でしょ~? 店員がやっているようにやって何が悪い。店員も喜ぶだろうが。
まあいい。食べ終わって、「やっぱりお好み焼きの方が好きだな・・・」などと思いつつ、金額を見ると、3700円! 高すぎだろう。もんじゃ2つでこんなに取るのか・・・。次はお好み焼きか、900円ぐらいのものにしよう。ちなみに、もん吉という、芸能人の写真やらサインでいっぱいの店だった。そいうところは、ダメなんだよね(ハワイの焼肉屋Hiroshiで経験済み)。
Sと分かれた後は、半導体製造装置メーカーの最終面接前の、適性検査を受けに、竹橋にある会場へ向かった。適性検査の会場はいくつかあるのだが、一番近いここで受けることにしたのだ。受付で、受験票(ネットでログインして、印刷)を身分証明書を出して、しばらく待たされた後、試験会場の部屋の指定された番号の席に座る。机にはDELLのノートパソコンがあって、国語・数学・性格診断の検査を受ける。
1時間ぐらいで終わってどっと疲れたが、すぐに弟が住んでいる、田園調布のアパートに向かった。駅まで迎えに来てくれて、色々話した。弟が大根を煮ていてくれていた。近くのコンビにで買い物をして、飲み物などを揃えた。

いかにも日本っぽい
弟の料理は結構いけるものが多いんだよね。味付けは濃かったが、濃いほうが好きなのでご飯が進んだ。

食後に、さっき買った菓子パンを食べたのだが(弟が食べたがっていたので)、まずくて食べられなった。日本は物があふれているけれど、コンビニ弁当などの類は、口にも入れられないと思った。ゴミ野菜使ってるんでしょ? 安全でおいしいものが食べたい。安全な食材でおししいものを作って食べたい、そう思った。
風呂は狭かった。
投稿者 cgoma : 23:40 | コメント (0) | トラックバック
2006年11月20日
ボストン観光 のはずが・・・
今日は、おパットが未だに、「猫伝染性腹膜炎(治療法なし)」の可能性があるということで、なにもする気が起きず、午前5時頃目が覚め、小便をした後、眠らずに考え事をしていて、その後大便をして寝た。8時に目覚ましがなっていたが、Sも起きる様子がなかった為、目覚ましを止め、寝てしまった。次に目が覚めたのは、確か10時頃であった。Sはまだ起きる様子がない。私はまた寝てしまった。精神的にも肉体的にも疲れていたからであろう。次に目が覚めると、午後の1時をまわっていた。それでも起きず、結局起きたのは、午後3時半頃であった。
Sはボストン美術館に行きたかったらしいが、今日は4時45分に閉まるとなっていて、モーテルを出たのは4時過ぎだったので、完全に無理だ。当てもなく電車に乗り、ダウンタウンに向かう。最初に向かったのは、Faneuil Market。長い建物の中に、食べ物と、みやげ物屋が入っていた。食べ物屋は色々見たが、Megumi of Japan という店で試食したチキンテリヤキが、”中華料理にしては”うまかった。
近くにマクドナルドに限定メニューがあると聞き、入って聞いてみるも、店を出て右のほうに行けばあると言われ、行ってみると、Union Oyster House が。これで3度目だよ・・・。結構近いところをぐるぐるしてたわけね・・・(今回は地図を真剣に見てなかったからなぁ)。さっきのチキンテリヤキの味を思い出し、戻ることに。
肉をダブルにして注文。Sによると、肉を試食した日本人観光客が、「これがアメリカの照り焼きチキンなんだね~」と言っていたらしく、自分の国の文化がじわりじわりと韓国・中国に侵されつつあるというのに、まったくのーてんきだなと思った。日本にいれば感じないから仕方がないかもしれないが。私ぐらいになると、「うむ。この中華料理屋はうまい方アルね」となる。肉をダブルにするぐらいだからうまかったんですよ、中華の肉炒めとしては。
この後は、フリーダムトレイルを歩き、教会やら議事堂やらを見て、アメリカ建国の歴史に感動し、でも寒いので、1時間半ぐらい歩いて帰って来た。
モーテルで、YMK氏から、おパットがかなりの確立で猫伝染性腹膜炎を患っているということを聞いた。おパットは今夜からYMK氏宅でお世話になる。私のボストン滞在中、YMK、Hオ両氏には大変お世話になった。
投稿者 cgoma : 23:35 | コメント (0) | トラックバック
2006年11月19日
ボストンキャリアフォーラム2006 3日目
今日はボストンキャリアフォーラム最終日。現地到着9時ちょっと過ぎ。今日の予定は、
9:30 液晶製造装置開発・販売I社 1次面接
10:00 G社 2次面接
10:40 大手D社 1次面接
12:00 F社 2次面接
13:00 D社 2次面接(1次通過後、15分で通過の連絡があった)
14:00 E社 2次面接
今日の結果は
I社 話を聞いた後、自分から辞退
G社 2次面接通過(日本で最終面接及び工場見学)
大手D社 結果待ち(通過すれば日本で最終面接))
F社 2次面接通過(日本で最終面接)
大手E社 結果待ち(通過すれば日本で最終面接)
さて、今日はもりだくさんだった。最初の会社は、中国での営業がメインということで、面接中にお断りした。面接官は海外営業の部長さんで、中国での営業(接待やらなにやら)についてのドロドロした部分のお話をしてくださった。そういうものを分かった上で希望する人じゃないと、辞められて困るのだそう。私は中国に住むつもりは今の所ないので、お断りした。G社は次は工場見学なので、すごく楽しみだ。内定を出したら来ますか? とのお言葉も頂いた。
D社の1次面接は、今回の面接で一番変わっていた。自分の話した内容から面接官が質問を作り出していくようなスタイルで、嘘を言っていたら一発で終わる形式だ。幸い私は普通の人より色んなことに手を出しているし、実際色々やってきたので小ネタが多く、問題なく終了した。逆にすごく楽しい面接だったね。面接後15分ほどで通過の電話連絡があり、すぐに2次面接のアポイントメントを取った。
さて、次はF社の2次面接だ。担当官は昨日会社説明会をされていた方だった。この会社の1次面接でも聞かれたが、「どんな人だと思われているか」 という質問がまたあった。グループで仕事をする会社なので、協調性とリーダーシップを備えた人間を探しているんだろう。面接官からは大変ありがたいお言葉を頂戴した。「危険を冒さないでいいところでは危険を冒さない」 詳細はのちほど。
D社の2次面接は全く緊張することなく臨めた。留学中で一番大変だったこと という質問で、思わず本当のことを言ってしまったが、それで落ちたらそれはそれ。嘘はよくない。
最後はE社だ。さきほどのD社の2次面接が45分ほどあり、燃え尽きてしまったのだろうか、あんまりうまくできなかった。最後というのもあり、気がゆるんだのかなぁ。面接官が無表情だったのもあるかも。不思議と1次面接も2次面接も白い布のブースだったんだよね・・・。
さて、短いようで長かったキャリアフォーラムはこれで終了した。最後の面接がうまくいかなかったのと、終わって放心状態になったのが重なって、ハーバードやMITを見に行くつもりだったのが、あまり気が進まなくなってしまった。でもSに連れられ、とりあえずハーバードへ。着いたはいいが、どこがどうなっているのか分からない。とりあえず門をくぐったが、よく分からないので、インフォセンターに行こうと思い、通りに戻ったが、センターは閉まっていたのでハーバードの生協っぽい店へ。普通の本屋だった・・・。面白くないので、Sが行きたがっていたティーショップへ。Sはまごまごしつつ、2種類のティーとレモン風味のお菓子を注文。どっちがどっちだったかも分からないまま飲んだら、熱すぎて火傷したよ・・・。
本屋ではない、ハーバードグッツを売る店があったので、そちらへ。他の大学のロゴが入ったものをわざわざ買う必要もないなと思って、出た。外はすでに暗くなっていたが、もったいないので、ハーバードのキャンパスへ。図書館あたりまで見て、寒いし暗いし、戻ることに。私がもうどこも見たくない、帰りたいと言うと(キャリアフォーラムが終わって、完全に脱力してしまっていたから)、Sがプンプンしだしたので、仕方なくリトルイタリーがある、North End へ。Sがその辺で見つけたガイドブックに載っていたイタリアンレストランに行くためである。
North Station を出た後、反対の方に行ってしまい、通行人やセブンイレブンの人、お回りに聞いて、ようやくリトルイタリー到着。途中、人でごった返しているパントリーがあったので入って、シュークリーム、エクレア、ストロベリーチーズケーキを購入。cash only で、$6.50 だったので、$7払ったが、おつりが来ない。言うと、「50セント? 別の男に渡しちゃったわ、すまないね(イタリア語訛り)」だって。ついでに、ベストのイタリアンレストランはどこだと聞くと、カントーリと言うので、そこに行くことにした。イタリア人が言うのだから、適当にそのへんのに入るよりはいいだろう。Sも納得。
で、そのレストランに到着した。結構いい値段だ。まずはシーザーサラダ($10)とエビとホタテのパスタ($26)にしようと思ったが、ウェイター(アメリカ人)にカルボナーラを作れるか、もしそうならいくらか聞いてみると、裏に聞きに行った後、作れるということだったので、値段は? と聞くと、「あ、忘れてた」だって。で、しばらくして戻ってきて、$16ということだったので、エビの前菜($14)も頼むことに。
最初に前菜が出てきた。まあまあうまかったね。続いてサラダ。ちょっと高いかなという印象を受けた。その後しばらくして、「ラビオリでカルボナーラ作ったんだけど、それでいい? それともスバゲッティのカルボナーラがいい?」 と聞かれ、スパゲティーの方にしてくれと言った。で、出てきたものは・・・・

あら引き黒胡椒もないよ?
これ、カルボナーラじゃないよねぇ・・・。どう考えてもアルフレッドだ。チーズの匂いも、卵黄の色も、粗引きこしょうもない。まあ、もうしかたないやと思い、食べた。ウェイターがチェック(印刷)を持ってきた時、ラビオリ、アルフレッド となって所を指して、「最初ラビオリで作っちゃったのと、コンピューター上のメニューにカルボナーラがないから、アルフレッドってなってるから」との説明があった。
別に怒っているわけではないが、ボストンで一番歴史あるイタリアンレストランで、イタリア人シェフによる、本格カルボナーラが食べられる! と期待に胸を膨らませていただけに、私は残念でしかたがなかったのだ(私はカルボナーラが大好きである)。で、店を出る時に、ウェイターに、あれはカルボナーラじゃないよね、カルボナーラはパルメジャーノ・レッジャーノに卵黄を加えたソースに、パンチャッタがうんぬん、と話をすると、「君の言うことは分かるよ。僕も別のカルボナーラ食べたことあるし、でも、この辺じゃ、みんなこういう風に作るんだよ。でも、君の言うことは分かるよ。」だって。シェフと話をしたいと切り出そうと思ったが、ここまで熱くなる私を見ていたSから、そうとう引かれていたので、あとがうるさいのでやめておいた。今度イタリア人に聞いて確認しなければ。
リトルイタリーから駅に向かって歩いていくと、Union Oyster House の赤い文字が。そっちの方に進んでみると、金曜に食べた店舗だった。支店かと思ったが、実際は狭いエリアをこちゃこちゃ効率悪く歩いていただけだったのかと思った。
投稿者 cgoma : 23:34 | コメント (0) | トラックバック
2006年11月18日
ボストンキャリアフォーラム2006 2日目
今日はボストンキャリアフォーラム二日目。今日の予定(飛び入り含む)は、
10:00 大手D社 説明会(終了後、共感してエントリー)
11:00 大手E社 説明会(終了後、共感してエントリー エントリーすれば誰でも面接予約できた)
13:00 ITコンサルティングF社 1次面接
14:00 F社 説明会
15:20 半導体製造装置開発・販売G社 1次面接
16:30 大手E社 1次面接(時間に行ったが、手違いで欠席扱いにされる)
17:00 20以上の世界シェア1位製品を持つH社 1次面接
17:45 大手E社 1次面接
今日の結果は、
大手D社 書類選考通過(明日1次面接)
大手E社 1次面接通過(明日2次面接)
F社 1次面接通過(明日2次面接)
G社 1次面接通過(明日2次面接)
H社 連絡待ち(選考が1~4月)
大手は考えていなかったが、説明会に参加して、ひどく共感した為、エントリー。ITコンサルティング会社は、1次面接を受けてから会社説明会という逆の順番になったが、通過できてほっとした。キャリアフォーラムサイトでのエントリーが遅いと、面接予約が2日目、3日目にしか入れられない、ということになるので注意したい。半導体G社は、学校を辞めてでも来て欲しいという大変嬉しいお言葉を頂いた。H社は、理系100人、文系10人が採用目標で、理系としての営業を希望すると言った時、面接官の表情がすぐれなかったので、ここはダメだろう。
さて、今日は終わってから、どこで夕食にするかSに聞くと、Legal Sea Food というレストランがいいというので、プルーデンシャルセンターにある店舗へ向かった。

入るのに2時間近く待ったよ・・・。ベンチで軽く寝てしまった。こっちは明日まで面接はあるというのに、Sはお気楽だなぁ。やっとの思いで入れて、窓際のいい席に案内された。横を見ると、どこかの会社のディナー会、やってました。学生14人ぐらいいたんじゃないかな。ごくろうさま。
あまり食欲がなかったので、クラムチャウダーの大きいやつと、エビのパスタを注文。パスタはシェアすると言っておいたら、2つの皿にきちんと分けられた状態で出てきたので、チップをはずんでおいた。これが結構うまかったんだよね。

Shrimp and Garlic $18.50
sauteed with tomato, scallions and mushrooms tossed with linguini
続きはおパット急変についてです・・・(涙)。
飯が終わって、レストランを出る直前にYMK氏から電話があった。そのときは出られなかったので、外に出てからかけ直した。氏は、話が長くなるから、モーテルに着いてからかけなおして欲しいと言う。これは悪い知らせだなと思って、そこですべて話を聞くことに。
要約すると、おパットは昨日の夜の状態は回復への兆しが見られ、今日えさを食べ始めれば問題ないということだったが、今日になってもえさを食べ始めず、腹部に変なしこりがあって、それがなんだか分からないのだという。異物を飲み込んだ可能性もあるとのことで、エコーの専門家が来る月曜に再検査をして、それではっきりさせるとのこと。バリウムを飲ませるらしいが、それで異物が押し出されることもあるが、腹部に留まっている場合は手術で取り除くことになるという。そうなったら、$2,000 ぐらいはかかるだろうね。氏の話によると、獣医はビリルビンが高いとか言っていたようだが、FIPの可能性についてはあまり触れていないようだった。今は「異物」だと。うーん、家に猫が飲み込むようなものが転がってたかなぁ・・・。
昨日涙が出るほど安心していてこれですよ。世の中は無常。何があるか分かったもんじゃないです。でもボストンに着いた夜に覚悟はできていたので、それほど悲しくなかった。獣医には安易に判断しないでもらいたいね。
明日はキャリアフォーラム最終日。気を抜かないでいかなければ。
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2006年11月17日
ボストンキャリアフォーラム2006 1日目
さて、今日はボストンキャリアフォーラム初日だ。今日の予定はこうだ。
9:15 ソフトウェア・半導体開発・販売A社 適正試験
10:00 精密機器開発・販売B社 1次面接
15:00 ストレージ販売C社 1次面接
で、今日の結果はというと、
A社 結果待ち
(結局ここは通らなかった。ちなみに、フォーラム中に1次を通らなかったのはこの会社のみ)
B社 連絡待ち
(1次面接通過後2次面接を受けた。通過すれば日本で最終面接)
C社 内定
キャリアフォーラムは、ボストンコンベンションセンターで行われるので、最寄り駅は、Silver Line の World Trade Center となる。Braintree から Red Line で South Station まで行き、Silver Line に乗り換えて WTC駅へ。昨日、おパットのことがあったが、腫れまぶたで面接に行くのはよろしくないので、今日は泣いていない。6時ちょっと前に起きて準備を始め、Sと共に7時過ぎにBraintreeを出発。8時半頃には現地に着いた。並んでる並んでる。スーツに身をまとった学生が。ダンキンの出店っぽいのがあったので、ドーナツを紅茶を購入して列に並んだ。

しばらくして資料などを渡され、入場の時間となった。2年前は、寒い中、外で馬鹿みたいに待たされたので、ディスコ(フォーラムを主催している会社)も頭を使ったようである。
会場に入る為には、あらかじめ印刷しておいた名札と入場券が必要だ。名札にはスタンプを押され、入場券は回収される。会場に入る直前に、布製のバッグをもらえる。会場の地図、セミナーのスケジュールなどは、列に並んでいる時に渡された。直前まで調整が続いていたのだろうか。
実際会場に入ったのは9時ぴったりぐらいだった。軽く色々みて回る。9時15分から最初の会社なので、あまりうろうろできないが、その会社の場所などはチェックしておいた。

時間ちょっと前に、最初の会社(ソフトウェア・半導体開発・販売会社)のブースへ。名前を告げると、白い布で囲まれた面接ブースの方へ案内された。そこで適性検査を受けるようだ。数名の学生がすでにいた。9時半までに間、エントリーシートに記入するように言われ、細かく書いていたが、時間になったので適性検査が始まった。とはいっても、最初は説明だった。コンピューターにやらせればいいような、くだらないものだった。BOX1の数字を、BOXナンバーとするBOXの数字を、BOX2に入れる、うんぬんいうような
ものである。
説明はかなりの時間をかけて行われ、その後実際の適性検査が始まったのだが、最初の2つの問題が、さっきの説明で使われた問題と酷似していて、あまり気にせずに2つ解いてしまって、その直後、それが例題であることに気づいた・・・。っていうか、例題を本試験用紙に載せとくなよ・・・。まあ、そういうあたりも適性検査で見ているのかもしれないが、もうこれでやる気が失せてしまった。面接もせずに最初に適性検査なんて、聞いたことがない。まあ、私が解いてしまった例題は、二つとも正解だったので(例題なので、適性検査の説明を受けたときに渡された用紙を見れば答えが載っている)、自分の頭がくるっていないことが分かったのでよしとした。
10時半になり、終了となった。エントリーシートが書きかけだったが、この会社は最初の腕ならしということで、そのままにした。これで終わりかと思いきや、全員面接をすると言い出した。オイオイ、11時から次の会社なんですけど? ブースでこのことを説明すると、「あとで戻ってきてもらってもいいですが、すぐに終わるようにしますので」ということだったので、受けさせてもらうことに。私は1対1の面接が好きなのだが、この時は面接官1対学生2のスタイルだった。人事担当者は2人いて、男性が担当官だった。女性の方は、私がメールをやりとりしていた方で、この方の丁寧な回答に惚れて選んだ企業だったので、この方とお話できなかったのは悔やまれる。
で、始まったわけだが、時間が気になって、もうひとりの学生が質問に答えている間に、質問内容を忘れ、「質問は何でしたっけ」と聞いたり、終わり頃、ポケットから携帯を出して、時刻を確認してしまったりした。今思えば、面接官に時間を直接聞けばよかったね。面接官は、「そろそろ時間かな」などと言って、どうでもいい話がやっと終わった。
面接官は自分より優秀な学生は取れないものである。この面接官からは全く知的な印象を受けなかったので、私などは、「こんな男を人事の面接担当に配属して、会社の顔としているところなど、ろくなところではない」、と思ってしまう。ごくろうさま。10時58分ぐらい前に終わり、次の精密機器開発・販売会社 の1次面接に飛んで行った。
さて、二つ目の会社は、かなりプライオリティーが高かったので、遅刻するわけにはいかなかった。面接官は温和な方で、なごやかな雰囲気での面接だった(詳しくは就職活動終了時に公開します)。面接終了時に1次面接通過を伝えられたので、午後2時からの2次面接の予約を入れた。
さて、お昼は2回のカフェテリアで取った。ろくなものがなかったが、中華のできそこないで我慢した。
2時からの2時面接も、和やかな雰囲気で進み、後日連絡ということになった。
さて、3時からはストレージ販売会社 1次面接である。ちょと早めに行ってみると、担当者の到着が遅れているということで、人事の担当者の方とお話をし、会社の説明などを受け、4時半からに時間を変更して頂いた。この会社の新入社員で現在研修を受けているという方々が数名ブースの前にいらっしゃったので、そのうちのおひとりとお話をする機会に恵まれた。
4時半からの面接は、色々質問をしたりして、特に問題もなく進んだ。途中、「意地悪な質問」をされた。終了後、さきほどの人事の方から、内定を出しますというお話があった。嬉しかった。こんなにも早く決まってしまうとは。
会場を去るちょっと前、動物病院から電話があった。出てみると、Dr. Gibbs で、パットが順調に回復しており、FIPである可能性は低いとのことで、電話中涙が出そうになった。内定の話の後の吉報である。めでたい。
夜は、アメリカで一番古いという、Union Oyster House でクラムチャウダー、カキ、ホタテなどを食べた。ここはかなり有名なレストランで、1時間以上待った。

企業の担当者が学生を連れてきている光景も見られた。よくあるんだよね、2次面接通過→ディナーってパターン。2年前に経験済みだけど。まだ内定でてないのに、完全には喜べないし、食事をしているときっていうのは、自が出るから、そういうところを見られるのもちょっとどうかと思うんだよね。次の日に備えて、夕食はおちついて取りたいところだ。ま、ごくろうなことですね、という感じでSとの夕食を楽しんだ後、モーテルに戻った。
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2006年11月16日
猫伝染性腹膜炎(FIP) ~感染・発症・症状・診断・検査・治療・予防~
猫科の動物が感染するウィルスのひとつに、+鎖のRNAを持つ、Feline Enteric Coronavirus (FECVもしくはECoV: ネコ腸コロナウィルス)というものがある。感染は、糞に含まれるウィルスが口から入り、腸まで進み、腸の上皮組織に侵入することにより起こるが、感染が目立った症状を引き起こすことは稀である(子猫で軽い下痢程度)。ただ、このウィルスは増殖する際、突然変異により、マクロファージ内で増殖できる能力を獲得した Feline Infectious Peritonitis Virus(FIPV: ネコ伝染性腹膜炎ウィルス)へと変化してしまうことがあり、FIPV はマクロファージと共に、腸の上皮細胞から全身へと広がって行き、腹膜炎を含む様々な症状を引き起こす。これが、猫伝染性腹膜炎(Feline Infectious Peritonitis: FIP)である。現在有効な治療法はなく、発症すればほぼ死に至る
実家では現在3匹の猫を飼っており、猫の怖い病気としては、白血病、エイズを認識していたが、FIPについては8日に、新しく引き取ったパット(♂、7ヶ月、去勢済み)を動物病院に連れて行った際に初めて聞いた。白血病、エイズとも、検査結果が陰性だったので安心していたのだが、パットがえさを食べ始めないし、どうもおかしいと思っていたので、FIPについて色々調べていたのだが、これがかなり複雑で厄介な病気である。(FIPで飛んできた方は、他にも色々説明してあるサイトがありますので、そちらも参考にしてください。)
感染・発症
まず、FIPの発症には、ECoV(ネコ腸コロナウィルス)に感染していることが条件である。このウィルスに感染している猫は多いが、症状がないため見分けがつかない。数匹を同じ檻で世話をしているシェルター(保健所のような場所)では、ほぼ感染は間違いがない。ECoVが突然変異する前に体内から除去されてしまえばいいが、何らかの理由により体内にウィルスが長く留まっていると、ウィルスに増殖の機会を与えてしまう。ECoVはRNAウィルスなので、増殖の際に突然変異が起こる確率が高く、体の中に長く留まっている=増殖の回数が多い=突然変異が起こりやすい、となるわけだ。突然変異により、ECoVがFIPV(ネコ伝染性腹膜炎ウィルス)へと変化し、最終的にFIPの発症へとつながる。ストレスの多い環境にいた猫や、白血病・エイズ、その他、免疫系の病気にかかっていた猫のFIP発症率が高いことから、免疫がFIPの発症までの過程において、重要な役割を果たしていると考えられる。これを裏付けるように、FIPVを持っているだけでFIPを発症しないFIPキャリア猫も存在する。この場合、生涯にわたりウィルス(ECoVおよびFIPV)を体外に排泄し続けるが、FIPVの感染力については議論が分かれている。ちなみに、FIPの発症は、子猫及び老猫に多い。
症状
FIPは、ウェットタイプとドライタイプと2種類に分けられるが、症状は猫によって様々のようで、一概にこれ、とは言えないようである(両方のタイプの症状がみられる猫もいる)。ただ、マクロファージが集まってできるかたまりである肉芽腫による腹部の炎症は、両タイプに起こるようだ(このあたりから病名がついたのだろう)。ウェットタイプは、発熱、食欲不振、活発でなくなる、脱水症状、貧血、黄疸、タンパク質を多く含む腹水・胸水(血管の炎症による)などの症状が見られ、発症から数週間で死亡する。ドライタイプは、発熱、食欲不振、活発でなくなる、脱水症状、貧血、黄疸、肉芽腫に起因する炎症による腎臓・肝臓・膵臓の機能障害、中枢神経障害、目の病気などが見られ(肉芽腫ができる場所によって、症状は実に様々)、数ヶ月で死亡する。
診断
これがやっかいで、確定診断は困難を極める。FIP以外の病気で、ウェット・ドライタイプに見られる症状が現れるケースも多いからである。例えば、腹水は細菌感染による腹膜炎が原因となっても起こるし、肝臓が侵されるタイプのドライタイプによく見られる症状は、胆管炎のそれに酷似している。よって、症状だけからFIPだと判断してしまうのは大変危険である。現在最も確実な診断法は、死亡後に開腹して肉芽腫による炎症があるか調べるというものだそうだが、それでは意味がない(生前に開腹して診断、というのも可能だが、リスクが大きい)。ウェットタイプは、腹水が溜まることが多いので、比較的簡単に分かるケースが多いようだが、ドライタイプは進行がゆっくりで、侵された臓器により症状が様々なのに加え、似たような症状を引き起こす病気も多く存在するので、診断は難しい。
検査
現在FIPの診断に関して行われている検査としては、
①血中コロナウィルス抗体価検査 (ウィルスに対する抗体の量を調べる)
②腹水のRT-PCR (腹水に含まれるマクロファージ内に、ウィルスがいるか調べる)
③腹水のA/G比 (アルブミン、グロブリンの比)
④腹水を顕微鏡で見てみる
⑤腹水のタンパク質濃度
⑥血液検査
などがあるが、①は、コロナウィルスに対する抗体の抗体価(抗体がどれぐらい作られているか)なので、ECoV(ネコ腸コロナウィルス)もFIPV(ネコ伝染性腹膜炎ウィルス)もコロナウィルスである為、ECoVにだけ感染しているのか、ECoVとFIPVに感染しているのか、FIPVにのみ感染しているのか、抗体価からは判断できない(どちらのウィルスにも同じ抗体が作られているようである)。しかも、抗体価がある程度あって、FIPVに感染していてもFIPを発症しない猫もいる為、抗体価が高い=FIPを発症している、などとも言い切れない。抗体の生産には時間がかかる為、抗体価が0の場合であっても、FIPの可能性は否定できない(時間をおいての再検査が必要)。まったくやっかいですね。
②も似たようなものである。PCR用のプライマーを、ECoV(ネコ腸コロナウィルス)用、FIPV(ネコ伝染性腹膜炎ウィルス)用と2つ作れればいいのだが、突然変異 が single nucleotide だったりして、うまくいかないのだそう。つまり、陽性と出ても、ECoVだけか、FECVとFIPVがいるのか、FIPVだけいるのか、分からない。false negative (検査の前にウィルスのRNAが分解されてしまって、結果陰性となる)も多いそう。
③について
アルブミン・グロブリン共に血中タンパク質であり、抗体はグロブリンに含まれる。FIP発症猫は、A/Gの値(アルブミン÷グロブリン)が、0.45より低くなっていることが多い。A/G比が低くなる為には、アルブミンが下がるか、グロブリンが上がるか、両方が起こるかであるが、FIP発症猫は、グロブリンの量が際立って増え、結果としてA/G比が低くなっている(分母が大きければ比は小さくなる)。A/Gを求める為には、腹水に含まれるタンパク質を、電気泳動で分離し、Aがいくら、Gがいくら、を調べる。
④FIP猫の腹水を顕微鏡で観察してみると、細胞が少なく、好中球やマクロファージが多く見られる。ちなみに、FIP猫の腹水は、黄色く、少しかすんだ色をしている。
⑤FIP猫の腹水中のタンパク質の濃度は、3.5g/dL 以上であることが多い。グロブリンが増えているからだろう。
⑥血液検査だけで、すぐにFIPだと分かるわけではないが、侵された臓器によって大きく変わる値に着目し、診断の助けとするようである。肝臓が侵されれば、ALT・GGT・Alkaline Phosphotaseなどの数値や、総ビリルビンの値が上がるようだ。
以上の検査結果に加え、臨床所見を総合して FIP の診断を行うのである。簡単にPCRやELISAとかで分かればいいのになぁ・・・。将来的に、非侵襲的な迅速診断ができるようになるのを祈るばかりである。
治療
根治は難しいので、基本的に対症療法となる。免疫系と深く関わっている為、ステロイド系の免疫抑制薬が処方されたり、インターフェロン(ウィルスが増殖できなくする因子)を使った積極的な治療も行われつつあるようである。中には完治した例もあり(子猫では報告がない)、治療法の研究に期待したいところだ。フコイダンなども効くかも知れない。
予防
ここに書いたことを真剣に読んでくれる人は、私のように、おそらく愛猫にFIPが疑われる状況で、今更「予防」の知識はあまり助けにならないかもしれないが、次に飼うかもしれない猫の為に、数匹を飼っている場合は、未感染・未発症猫への対応の為に、書いておく。
まずは、ECoV(ネコ腸コロナウィルス)に感染させないようにすることである。外国のペットショップでは、ECoVに感染していないことの証明書付きの猫を販売しているところもあるそうである。糞の中のECoVは、かなりの間感染力を持ち続けるらしいので、トイレをきれいに保っておかないと、自分の糞からまた感染・他の猫にも感染を広げる、ということになってしまう。ただ、猫は肛門を舐めるので、一度感染したらずっと感染している気がするんですけどね(体内のウィルスの量は少しずつ減っていくだろうが)。そして、ストレスは免疫系に影響を及ぼし、発症の引き金となるので、ストレスを与えない環境に置くこと。もちろん室内飼い。ワクチンもあるようだが、効果は実証されていないので、信頼できない。運悪くFIPで愛猫を失った場合、室内に感染力のあるECoVが存在している可能性が高いので、トイレ周りを消毒したり、1ヶ月ほどしてから新しい猫を迎える、などの対策が必要らしい。
おまけ(興味深い論文を読んだら、その都度付け加えます)
マクロファージ
抗原(ウィルスや細菌などの病原体、体にとって異物となるもの)が侵入すると、体内ではその抗原に対する抗体が生産される。この抗原と抗体(それぞれ特定のものとしか結合しない)が複合体を形成すると、マクロファージがやってきて、その複合体を取り込んで分解するのだが、中には、このマクロファージによる分解の機構を避けることができる病原体もある。FIPV(猫伝染性腹膜炎ウィルス)は不幸にもマクロファージ内で分解されず、逆に増殖できる。よって、マクロファージは、ウィルスを除去するどころか運び屋となって、ウィルスを腸から全身に運んでくれるのである。
ウィルス表面のタンパク質
抗体が存在しない状況下で、FIPV(猫伝染性腹膜炎ウィルス)はマクロファージに取り込まれたが、ECoV(ネコ腸コロナウィルス)は取り込まれなかった、という実験結果がある。つきつめてみると、ウィルスのRNAの突然変異は、ウィルス表面のタンパク質にマップされた。つまり、このタンパク質の変化が、FIPVがマクロファージに入り込むきっかけとなり、後に抗体が生産され、Antibody-Dependent Enhancement of Infectivity も重なって、発症へとつながるようだ。
IL、インターロイキン(英語の発音は「インタールーキン」に近い)
免疫系は、白血球が分泌するサイトカイン(細胞同士のコミュニケーションに使われるタンパク質)である、インタールーキン(IL)によって、その大部分を調節されている。FIP発症猫はIL-12が低く、FIPキャリア猫はIL-6が低く、IL-10が高くなっているなど、猫によってFIPV(ネコ伝染性腹膜炎ウィルス)に対する免疫系の反応が異なっており、これが、発症する・しないを区別している可能性が高い。
RT-PCRについて
要は、RNAをからDNAを作り、そのDNAを、検出できるほどの量にまで増やしましょう、ということである。
RT は Reverse Transcriptase(リバース・トランスクリプテーゼ)の略で、RNAを鋳型としてDNAを合成する酵素である。
PCRとは、polymerase chain reaction(ポリメラーゼ・チェイン・リアクション) の略で、要はDNAを増やす方法である。DNAは、DNAを鋳型として、DNAポリメラーゼ(DNAを複製する酵素)によって合成される。
コロナウィルスを直接検出することは難しいが、コロナウィルスのゲノムはRNAなので、まず RT を加え、少量のDNAを得てから、PCRにかけ、DNAを検出できる濃度まで増やして、検出する。
プライマーとは、PCRで使われるDNAポリメラーゼが、複製を開始する為に必要なものである。コロナウィルスに RT を加えてできるDNAに、このプライマーが結合するわけだが、FECVとFIPVの違いは微々たるものなので、RTによってそれぞれから生成されるDNAの違いも微々たるものであり、それぞれに特化したプライマーを作るのが不可能であることが、悩みの種となっている。もしこれが解決されれば、PCRでFIPVだけを選択的に検出することが可能となる。ま、シークエンスにかけろっていう話ですが。
続きは、キャリアフォーラム前日のボストン入りについて
飛行機が1時間弱遅れたが、お昼過ぎにボストン入り。Silver Line のバスに乗り(Silver Line だけバスで、他の色のラインは地下鉄)、South Station へ(乗るときに$1.25払った)。バス乗り場のすぐ手前に、自動券売機があったが、動いていなかったので、一週間のパスを買うことができなかった。ちなみに、airport station という Green Line の駅に向かうバスは無料。
South Station でちょっと戸惑った。一週間のパスを買おうと思っていたからである。バス内で支払いをしたとき、切符などはもらわなかったので、どのように改札を通るのかと思ったら、改札を出るのに切符はいらないようで、とりあえず出てしまった。すぐそこにあった券売機で、1 week の乗り放題のパスを購入。これで改札を通り、Red Line 終点の Braintree に向かった。
下りるときに切符がいらないなら、Braintree で下りてからそこの券売機でパスを買えばよかったと思ったりもしたのだが、車内に、終点のBraintree では、改札を出るのに$1.25かかる、というようなことが書いてあったので、South Station でパスを買っていて正解だった。初乗り運賃の$1.25で乗った何も知らない客は、改札の手前で$1.25の切符を買わされていた。まあ、初乗りとは言っても、終点以外は一律料金だが。
重いスーツケースを持って、遠回りしてモーテルへ。さすが Red Line終点にあるだけあって、一泊$65と安い。道路を何度も横切り、危ないなぁと思いつつ、やっとの思いでモーテル到着。結構近いんだけどね、見た目的には。チェックインした後少しゆっくりして、無線LAN接続できないっていうから、Junoでダイヤルアップでネットにつないで、China Town のうまい中華料理屋を検索。Chaina Perl っていうところに決めて、モーテルを出発。
2年前にボストンキャリアフォーラムに行った時、China Town で中国人に一番うまい中華料理屋はどこかって聞いて、連れて行ってもらった店にもう一度行こうと思っていたが、店の写真を持ってくるのを忘れ、とりあえず、China Perl 行ってみたけど、人が全然入ってなかったから、じゃあ2年前の店を探すか、ということになって、1時間ぐらい歩き回ったが結局見つからず、Sもプンプンし始めたので、大通りにあったベトナム料理屋に入って、チャーハン、スープ、エビの炒め物を注文。そこそこ食えた。
Braintree に戻り、YMK氏に電話してみた。すると、驚いたことに、おパットは、病院で検査をするやいなや、入院ということになってしまったという。しかも、猫伝染性腹膜炎の可能性大ということらしいのだ。少し怪しいなぁとは思っていたが、まさかこうなるとは。
実は、友人の占い師(MTK氏)に、私とおパットの関係について、昨日占ってもらっていたのだが、それによると、私は過去への執着があり、パットは無、生は私の前を通り過ぎようとしていて、私は化石人間になってしまうが、最後はあふれる豊かさ、と出た。氏には、今の、おパットとの一瞬一瞬を大切にし、考えてもどうにもならないことはあるので、パットに執着し過ぎず、自分のやるべきことをきちんとこなしすべきと言われた。病気は検査で見つからない可能性もあり、ヒントすらつかめないかもしれない、ということだった。氏の占いは恐ろしいほどによく当たるので、理系の私ですら恐れ入っていて、今回も当たるのではないかと思ったが、占いが当たる当たらないにかかわらず、人の話から教訓が学べればそれでいいと私は考えるので、カンザスにとんぼ返りしようかなどとも考えたが、就職活動という人生の大事な転機にあるので、今できることをしようと決めた。パットは入院しているので、安心と言えば安心である。
この占いのお陰で、ある程度は覚悟していたのだが、実際そうなるとつらいものである。モーテルで風呂にでも入ろうとしていたところに、担当の獣医(Dr. Gibbs)から電話がかかってきた。FIPの可能性が高いということを伝えられ、私が not treatable だよね、と言うと、そうだと答え、彼女は、
「安楽死も考えないといけないかもね」
と。私は電話を切るなり泣き出してしまった。まだ8ヶ月の子猫で、引き取ってきてから1、2週間しか経っていない。これから15年ぐらい、私が40歳ぐらいになるまで、ずっと一緒に暮らせると思っていた猫。それがFIPで長くないかもしれないという現実。泣きながら風呂に入った。
さて、これからどうするかが問題である。ローレンスに戻ることも一瞬考えたが、それでは取れるかもしれない内定をパーにして、化石人間への道をまっしぐらである。私が戻ったところで、パットは結局入院しているし、私ができることは何もない。泣いて祈ることぐらいである。病院にいれば私が戻る火曜日まで死ぬということはないだろうし、勝手に安楽死させることもできないし、ひとまず安心である。それならば、このボストンで、内定の3つや4つもぎとって帰って来るのが苦しんでいるパットの為というものである。
私には失うものは何もない。こう思うことにした。たとえパットの肉体が朽ち果ててしまおうが、パットと過ごしたこの短い期間の思い出は永遠に消えることがなく、また、ボストンから帰れば、短いかもしれないがパットと触れ合える時間はあるはずだ。それを大切にすればよい。もし内定がでなかったらどうするか。そんなことは全く問題にもならない。なぜなら、内定なんて最初から存在しないものだからである。明日からキャリアフォーラムが始まるが、エントリーをした企業での面接を通じ、面接のスキルも磨けるし、その業界の人と少しではあるが、掘り下げた話もできるだろうし、質問を通じて、今まで気づかなかった自分の内面に気づくかもしれないし、失敗したって、それは経験となり後で生きてくる。もう、得るものばかりである。
緊張の二文字はもう私にはない。失うものがないのだから、緊張なんてするはずがないのである。私の就職活動に対する考えとして、自分を本当に理解し、必要としてくれる所にしか行く気がないということである。例えば、私がエクセルで写真を埋め込んで作った履歴書があるが、わざわざ手書きの履歴書を提出などと、時代遅れのことを言っている企業は受けるする気にすらならないし、面接で落とされるようなことがあれば、そんなところはこちらから願い下げである。御社の益々のご発展をお祈り致しますである。将来の敵対的買収に備えて準備しておいたほうがいいんじゃないですか、である。どこも私を理解してくれなかったら、起業するまでである。
・・・。あまり大きなことばかり言っているとあれなので、これぐらいにしておこうと思うが、就職活動は、実際これぐらいの覚悟がないとやっていけないのではと思った夜だった。
投稿者 cgoma : 23:29 | コメント (6) | トラックバック
2006年11月15日
出発前夜
おパットが心配で、午後のセミナーはキャンセルした。今夜(夜中の3時半)ボストンに向け出発するので、準備で大忙しだ。今日の夜は、ロスで仕事を始めたMYK氏が、学会の発表でKCに来ているので、今日はローレンスで飯でも、ということになっていた。洗濯などをしつつ、ボストン関連の準備を進め、時間になったので、ダウンタウンの韓国料理屋へ。1時間半ぐらい、話をしつつ食事をした。
終わって、ウォルマートでパットのえさを買い、家に帰ってパットの引越し準備。今日からYMK兼Hオ氏宅でお世話になる。トイレ、砂、えさ、皿、などを車に積み、出発。
おパットは、Coles先生によると、今日か明日また診察、ということになっていたので、でも、もうあの病院には行きたくなかったので、大変申し訳なかったのだが、YMK氏に別のところに連れて行ってもらうように頼んだ。
おパットを預けてからが大忙しだ。グレードを教えて欲しいという生徒のために、計算してEmail、企業の人事担当者にEmail、履歴書の最終チェック、企業の情報の印刷、出発は午前3時半としていたのが、3時に履歴書を印刷を始める始末。
ところが、プリンタが止まった。シアンのカートリッジが空ですとある。押入れの横から、トナーカートリッジを取り出してきて、入れる。次、イエローが空と出る。入れる。最後はマゼンダが空ですと出た。3つ交換かよ・・・。この後、前まで、写真を埋め込んだ履歴書の、ちょうど写真の部分がインクが足りないのか、白っぽい帯が入っていたが、カートリッジ交換後は普通にきれいに出てきた。このおかげで、写真だけ、光沢紙に印刷して、それを切って履歴書に貼るという作業が省略できた。
その後、Sの履歴書用の写真を撮って、印刷(エクセルの履歴書に埋め込んで、そのまま印刷)、手書きの履歴書が必要なところもあるので、それ用に空のものも印刷、空いた時間で、必要なものを片っ端から集め、スーツケースに詰めた。
3時半なんて余裕で越えていた。コンピューターをシャットダウンした後、フライトの情報を印刷し忘れていたことに気付き、もう一度電源を入れて印刷。このとき、履歴書やメールを保存していたメモリースティックが、パソコンの後ろのUSBポートにささったままだったことに気付き、はずして財布の中へ。
最後は、車まで行ったら、スーツケースを忘れていたことに気付き、戻り、そうしたらかなり重かったので(二人分はいってるから)、Sのスーツケースを持って行くことにし、また戻り、それでやっと出発。4時半だった。
空港のエコノミーパーキングに5時25分ごろ着いた。車を止める直前に、バスが来たのが見えたので、大急ぎで走っていったら間に合った。チェックインを済ませ、一安心。あとは中で寝るだけだ。ふう。オぱっと、てこずらせてくれたねぇ。